神経管閉鎖障害とはどんな病気ですか

“神経管閉鎖障害は脳や脊髄などの中枢神経の元である神経管が作られる妊娠4週~5週ごろに起こる先天異常の1つです。

赤ちゃん1万人あたり5~6人の発症頻度です。

神経管の下部で閉鎖障害が起きると二分脊髄症となり、歩行困難や排泄障害などをきたします。
神経管の丈夫で閉鎖障害が起きると無脳症となり、流産や死産のリスクが高くなります。

この神経管閉鎖障害を予防するために、葉酸を摂取することが推奨されています。
妊婦さんは1日400μg以上取ることを勧めています。上限は1000μgです。

葉酸はホウレンソウや菜の花などの緑黄色野菜やレバー、豆類に多く含まれています。
20歳から30歳代の女性は1日平均300μgの葉酸を摂っています。
60歳から70歳以上の女性は1日平均400μg摂っています。

自分が野菜をどれくらい食べているか考えて、足りない分だけサプリメントで補うと良いでしょう。
基本はバランスの良い食事です。毎食野菜料理を食べましょう。

また、葉酸不足だけが神経管閉鎖障害の原因ではありません。
遺伝的要素や環境など、いくつもの要素が複雑に絡み合って発症すると考えられています。
葉酸サプリを使えば、神経管閉鎖障害の発症を100%防ぐことができると言う訳ではありません。

しかし葉酸不足がこの疾患を誘発するリスクは、高まります。

そして、アルコールは葉酸の吸収や代謝を妨げる、ということも覚えておきましょう。